純国産菜種(なたね)を100%使用した純粋無添加の菜種油
村山製油の純菜種油は、鹿児島産と北海道産の質のいいものだけをそれぞれ搾り、
南と北の日本の幸をブレンドしたものです。
鹿児島産は「ななしきぶ」
北海道産は「キザキノナタネ」
上記の品種のみ使用しています。 遺伝子組換えではございませんので、ご安心下さい。
昔は菜種油といえば国産菜種が原料でした。
花はきれいで、はちみつも美味しく、菜種油の廃油は軽油の代替燃料や石けんの原料になります。
戦前の菜種の自給率は、ほぼ100%でしたが、
戦後から、外国の安いキャノラー油の輸入が増加、自給率はどんどん低下し、
最近の統計では、昭和63年 0.1%、平成9年 0.05%、平成18年 0.04%
と非常に低迷しています。
日本国の菜種の輸入元で最も多いのがカナダであり、2011年のデータで97.5%、
カナダの菜種の96%が遺伝子組み換え品種です。
菜種油の場合、製造原価で比較すると、
国産品:1,280円/kg、輸入品:328円/kg、原料なたねの内外価格差が2〜3倍程度です。
輸入品で大量に製造している会社は薬品を使った抽出法でほぼ100%油を抽出していますが、
国産なたね油は圧搾法によるため搾油率が低いこともあり、製品段階での価格差は3〜5倍となっています。
(参照:農水省「国産原材料による加工・業務用需要への対応指針」[11]なたね等地域特産物)より
現在、国産菜種は貴重なものになってしまっていますが、この現状を改善するため、
農林水産省では、なたねの生産量を平成20(2008)年産の1千tから平成32(2020)年産の1万tへ増加させる目標を定めています。
平成23(2011)年産のなたねの作付面積は2千haで、平成20(2008)年産に比べて1千ha増加。
また、生産量は2千tで、平成20(2008)年産に比べて1千t増加しました。
徐々にではありますが、日本国内のなたねの生産量は増えています。
「非遺伝子組換えなたねを原料としたなたね油を供給して欲しい」
「国産なたね油は昔ながらの圧搾法で製造しているため風味が豊か」
などの声が上がっていることも背景もあります。「食料自給率の向上に向けた取組 カ なたね」より
化学薬品や添加物を一切使用しない、釜煎り圧搾する方法で、
純国産天然一番搾りの菜種油を作っています。
1.国産菜種をふるいにかけ選別。
↓
2.50kgほどの菜種を鉄の釜で20~30分煎り。
↓
3.圧搾機で搾り。
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4.菜種油の原油と油粕に分かれて出てきます。
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5.タンクにたまった原油をお湯洗いして一晩置きます。
↓
6.上澄みの油をもう一度お湯洗いして一晩置きます。
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7.上澄みの油に熱を加え水分を完全に飛ばす。
↓
8.和紙を仕込んだ、ろ過機を通して黄金色の菜種油の出来上がりです。
国産菜種は味や色はもちろんですが、香りも素晴らしく、ほのかに花の香りがします。
はじめて食べた時に感じたことは、精製方法の違いからなのか、
口に入れるとすんなりと舌や身体に自然と馴染みます。
村山製油では脱臭や脱色を一切していないので、菜種油本来の風味が生きています。
純国産菜種油は高級料亭で特に「天ぷら」に使用されることが多いようですが、
天ぷらが菜の花色にカラッと揚がって香ばしい香りが食欲をそそります!
いくら食べても胸焼けせず、自然と身体にしみ込み、どこか懐かしい気持ちになります。
今は希少な純国産菜種油ですが、国内生産量・購入者が増えることで、価格も下がり、
近い未来、もっと誰もが身近で手に入りやすくすることができるはずです。
現代の日本にも一面に菜種畑が広がる風景が戻ってくる日を心より願い、
日本の食料自給率を向上させるため、国内の農家を応援し日本の食文化を守るために、
国産・製法にもこだわった『村山製油』をおすすめします。
南は鹿児島・北は北海道から作られた、
やさしく香り、身体に自然と馴染む、日本の「純国産なたね油」を是非ともご堪能下さい。
☆オンラインショップ:http://www.murayama-seiyu.com/
続けて、菜種栽培の流れをご紹介します。
10月:種をまき
10月 中旬
10月 下旬
11月 上旬
11月 中旬
12月 中旬
1月 中旬
3月 下旬
5月 中旬
そして、刈り取りされ、化学薬品や添加物を一切使用しないこだわりの製法で
「 味よし! 色よし! 香りよし! 」 純国産菜種油が出来上がります。
国内の菜種生産量があがることで、美味しい「国産はちみつ」の生産量も相乗効果で向上します。
安心・安全・高品質な純国産菜種油が、もっと日本の食卓に並ぶを強く願う。
国産応援.com MADE IN JAPAN QUALITY
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